2015年11月19日木曜日

適齢期の過剰さについて

8月の終わり頃だろうか
娘がしくしくと泣いている
まあ、めずらしいこともあるものだと訊ねてみたら
私は苦労を知らないのだろうか、と宣う
なんでも、同世代の集まりがあって、そこで出会った人たちに比べ、
自分は苦労してないのではなかろうかと思い至ったという

思わず吹き出しそうになってしまったが、そこは我慢
ここでちょっと苦労しておけば、もう少し人間としての奥行きが出るだろうに、
と思うような場面はいくつかあったのだが、
大概、スルリと避けていた
あるいは、苦労のほうが、失礼しましたといって逃げていってしまう
まあ人徳というか才能ですね

それにしても、泣いてしまうというのは、いかにも過剰である
つまり適齢期まっただ中
そこに、同じく、適齢期の男が通りかかれば、コロリと参っちゃうのだろうけれど、
親としては、もう暑苦しくて仕方がない

あれから三ヶ月経ってないというのが信じられない
娘は、ほどなく結婚相手をみつけ、さっさと入籍して、来月結婚式をやるという
脱帽です