2015年7月30日木曜日

7月の読書

気になる人* 渡辺京二 晶文社 2015
世界農業遺産* 武内和彦 祥伝社新書 2013
猫を拾いに* 川上弘美 マガジンハウス 2013
佐野洋子-追悼総特集* KAWADE夢ムック 2011
幻影の明治* 渡辺京二 平凡社 2014
花森安治伝* 津野海太郎 新潮社 2013
住宅読本* 中村好文 新潮社 2004
百年の孤独 ガルシア・マルケス 新潮社 2006

2015年7月23日木曜日

前にすすむ 5 - ふろんてぃあ

日脚が短くなってきた
もう晩夏である

初盆を迎え、うかうかしてると一周忌という話になる
死んでいった人たちと一緒にいる暮らしはたのしいのだが、
ただ、あっちとこっちの境界があいまいで、ひょいと跨ぎ越えそうになる

これはいかん
我が身を現世につなぎとめているものは、
娘の存在と、体のかゆみくらいのもので、
もう少し重石がないと、どこかに飛んでいってしまいそうだ

負荷のないところに自由はない
というのは、稽古が教えるところだが、
さて、どのような負荷を求めているのだろう?

猫を飼う
車の運転をする
引っ越す
うーん、いまさらなものばかりである

新しいことをはじめる
これまでやってきたことをつづける
この二つを同時にやることが、先に進むキーワードになりそうだ

そう、どこをフロンティアに定めるか
ですね

2015年7月11日土曜日

行く雲

 父のところから持ち帰ってきた書類のなかに句会の記録が含まれていたので、時間を見つけては父の俳句を拾い出していった。四年分、二百句ばかりが集まった。玉石混淆で、句集を編むほどの数は残りそうもないが、小さな遺句集くらいはつくれるかもしれない。同時に、父の第二句集である『行く雲』も読みはじめた。すると、東京に来て参加しはじめた句会への投稿句と重複するものが結構な数出てきた。「ずるいぞおやじ」、と苦笑しながら目を通していくと、いいなあと思う俳句がいくつもあった。妻を失くした老境に入った男の俳句が身に滲みる。

熱き日のはじめ遺影に声をかけ
遺影にも誕生日あり草団子

なんだか、境遇までオヤジに似てきてしまった。
ただ、この『行く雲』に対する僕の反応は当初冷やかっだった。「書店に並びます」という自費出版商法の誘い文句にイカれていることがミエミエで、ああなんという金食い道楽なんだと思ったが、口には出すことはなかった。今になると、オヤジが句集を編みたかった心情=寂しさがよくわかる

前掲句はあまりにベタすぎて恥ずかしい
むしろ、こんな句の方が、俳句らしい

ポケットに鍵をまさぐる春の闇
独り居の自由不自由日脚伸ぶ

2015年7月2日木曜日

宿よ宿よ

京都三日間の稽古会がとても良かったので
毎月通うべしと、旅行サイトで宿を確保しようとしたら
デキナイ

いざ継続的に通おうとすると、
宿の確保が一番のハードルになりそうだ
宿泊費そのものも値上がっている

どうやら外国人観光客と競合しているらしい
JTBが月別の統計を出していたので、ここ三年間の3月の外国人観光客数推移を見てみる
http://www.tourism.jp/statistics/inbound/

  外国人観光客数 前年比 ドル/円
2013年3月 85万人  +25%    94円
2014年3月  105万人   +23%  102円
2015年3月  152万人   +44%  120円 

二年前に比べると、なんと70%以上増えている
これは全国の数字で、このうちの10%の人たちが京都を訪れているらしい
観光客数の増加のきっかけはビザ取得資格の緩和といった政策的なものもあるし、
これも、政策的と言えるが、円安
二年前と比べても、ドルベースで25%以上日本の物価は安くなっている
それが宿代を引き上げることにつながっている

宿の確保が難しくなったのは毎月通っている金沢がそうで、
こっちは、北陸新幹線開通とともに、日本人旅行者と外国人観光客の両方が増え、
空前の観光ブーム
これは、地元の旅行産業にとっては福音なのだが、
私にしてみれば、とばっちりを受けている感じなのだ
歓迎すべき観光客がライバルとは...

さてどうしよう

2015年7月1日水曜日

京都へ

白山稽古会から京都に移動
毎月末三日間行われている京都稽古会に参加してきた
前回来たのは、なんと2012年の10月のことで、ほぼ3年ぶりのことになる

はたして三日間体力は保つのか?
というのが課題だったが、夜の男組特訓を含めフル参加
半歩前進ですね

久しぶりに会う顔も多く、
変わらないねと言われたり、爺さんになったねと言われたり、
とにかく付き合いの長い人が多いから
まずは、お互い生き延びていることを喜び合う

皆さんすごいよね
この稽古会が始まって、四半世紀が経つはずだけれど、
初期メンバーの多くが、25年間通い続けている
若い男性諸君が多いのも心強い

とりもなおさず、それだけの魅力があるということで、
いつかアリ先生が、
継続して稽古しているひとたちの半数は、
ダン先生はいったいどこへ向かおうとしているのか、
私たちを何処に連れて行こうとしているのか、
半ば観客のように、半ば保護者のように見つめながら、
稽古につきあっているのではないか
という説(かなり意訳してる気がするが)を述べていたが、
私自身そんな感じで、言葉を変えれば、毒食わば皿までの世界

こうして、稽古経験の総和が次世代に繋がる力となる