2013年12月5日木曜日

大阪人

娘が短期留学していた台湾に出かけたのが5年前のこと
最初は、夫婦二人だけで行くつもりだったのに、
父に声をかけたら是非行きたいという
当時83歳
すると、台湾行の話を聴きつけた伊丹に住む父の妹
ーつまり僕の叔母なのだがーも是非連れて行ってくれという
結局、総勢4人で台湾に向かうことになった

この兄妹、歳が十歳も離れているくせによく喧嘩をする
妹の方は、関西で生まれ育っているだけあって、テンポがものすごく速い
無論、大阪弁
最初のうちは、妹に押されっぱなしだった父の方も、
だんだん調子が出てくると大阪弁で言い返しはじめ、掛け合い漫才の様相を呈しはじめる

そう、オヤジは大阪人だったのだ
岡山に50年半世紀住んだとはいえ、結局オヤジは大阪人だった
この単純な事実に気づいたとき、オヤジに関する多くの謎が一瞬にして解けた
あの都会性
あの社交性、
あのイラチな感じ

その父が東京に越してきて丸8年になる
歳取ってからの転居はしんどいよと言われながら抜群の適応力を示してきた
つまり、父の異国暮らしは8年前に始まったものではなかったのだ

(2008/12 台北 父とのツーショット 5年前だと、これでもそれぞれに若かったw)