2013年2月9日土曜日

後ろ向きを磨く

ぼくが企画書を書けない理由」を書きはじめたのは、僕らの活動を知らしめるにはどうすればよいのだろうという切実かつ前向きな理由からだ。まず、ブログを読んでもらおうと、facebookやtwitterを使ってブログへの誘導を試みた。たしかに、ブログへのアクセス数は増えた。でも、ちょっとステマっぽいし、やっててしっくりこない。結局すぐに止めてしまった。この「しっくりこなさ加減」ってなんだろうと考えているうちにたどりついたのが、メディアがもつ特性と僕らがやっていることの親和性のなさなのだ。SNS、ことにfacebookは「前向き」のメディアだ、と思う。facebookにボヤきを書き連ねている人をたまにみかけるが、内容とメディアの特性が合ってない印象を受けてしまう。ボヤくならtwitterの方がましかな。一方、僕らがやっていることは、根源的に「後ろ向きに」なのですね。「ぼくが企画書を書けない理由」の結論として「受身である故に、企画書という形に向かって行かないのだ」と書いたが(頼まれれば、きっと喜んで受けるけど)、これはもう宿命として諦めて、この「後ろ向き」を磨いて行くのが稽古人としての正しい在り方ではないかと思いはじめている。 ただ、これが生存戦略として正しいかどうかについては全くもって自信がない。